小学校受験を控えたご家庭で「毎日どれくらい勉強すればいいの?」「共働きでも合格できる?」と悩んでいませんか。実は、合格家庭のスケジュールには共通する特徴があります。この記事では、年齢別の学習時間目安から専業主婦・共働き家庭の実例、時期別の調整方法まで、無理なく続けられるスケジュールの作り方を徹底解説します。わが家に合った計画を立てて、合格への道を着実に進みましょう。
【結論】小学校受験に必要な1日の学習時間と生活リズムの目安

小学校受験に合格するために必要な学習時間は、年中後半で1日30分~1時間、年長前半で1時間~1時間30分、年長後半で1時間30分~2時間が目安です。
ただし、これはあくまで目安であり、子どもの集中力や家庭の状況によって調整が必要です。
重要なのは長時間詰め込むことではなく、毎日コツコツと継続する習慣を作ることです。
合格家庭では、学習時間を確保するだけでなく、早寝早起きの生活リズムを整え、食事や遊びの時間もバランスよく配分しています。
参考:小学校受験準備はいつから始めるのがよいのか – 理英会
年齢・時期別の学習時間一覧
小学校受験の学習時間は、子どもの年齢と受験までの時期によって段階的に増やしていくのが理想的です。
年中後半(11月~3月):1日30分~1時間。この時期は「学習の習慣づくり」が最優先です。机に向かうことに慣れ、鉛筆の持ち方や姿勢を整えることから始めます。
年長前半(4月~8月):1日1時間~1時間30分。ペーパー問題や巧緻性課題に本格的に取り組む時期です。集中力も徐々に高まり、毎日の学習リズムが定着してきます。
年長後半(9月~本番):1日1時間30分~2時間。直前期は過去問演習や模擬試験の復習に時間を割きます。ただし、詰め込みすぎて子どもが疲弊しないよう注意が必要です。
共働き家庭の場合でも、朝の30分と夜の60分を組み合わせれば、週に7.5時間の学習時間を確保できます。
参考:フルタイム共働き家庭の小学校受験攻略:1年で難関校合格を実現する時間管理術

合格家庭に共通する生活リズム3つの特徴
合格した家庭の毎日のスケジュールを分析すると、3つの共通点が見えてきます。
1. 早寝早起きの習慣が確立している。多くの合格家庭では、子どもは夜8時~9時には就寝し、朝6時~7時に起床しています。朝の時間を学習に活用することで、夜に疲れて集中できない問題を回避できます。
2. 学習時間が毎日固定されている。「帰宅後すぐ」「夕食後」など、決まった時間に学習する習慣をつけることで、子どもも自然と机に向かうようになります。
3. 遊びや運動の時間もしっかり確保している。受験勉強だけに偏らず、公園で遊んだり家族で外出したりする時間を大切にしています。心身のバランスが取れた生活が、結果的に学習効率を高めます。
参考:小学校受験準備はいつから始めるのがよいのか – 理英会
【実例公開】合格家庭の毎日のスケジュール4パターン

ここでは、実際に小学校受験に合格したご家庭の具体的なスケジュールを4つのパターンに分けてご紹介します。
家庭の状況は千差万別ですが、自分の家庭に近いパターンを参考にすることで、無理のないスケジュール作りのヒントが得られます。
専業主婦家庭の平日スケジュール
母親が在宅の場合、日中の時間を有効活用できるため、比較的余裕を持ったスケジュールが組めます。
6:30 起床・朝食・身支度
7:00 朝の学習時間(15~20分):音読、しりとり、数の数え方など軽めの内容
9:00 幼稚園・保育園へ登園
14:00 帰宅後、おやつと休憩
15:00 ペーパー学習(30~40分):記憶、図形、数量などの問題に取り組む
16:00 巧緻性・制作活動(20~30分):折り紙、ハサミ、のり付けなど
17:00 外遊び・運動の時間
18:30 夕食・お風呂
20:00 就寝準備・絵本の読み聞かせ
21:00 就寝
専業主婦家庭では、午後の時間を使って落ち着いて学習に取り組めるのが強みです。また、子どもの様子を見ながら柔軟に内容を調整できます。
参考:小学校受験の勉強法|家庭学習で合格率をアップさせる方法
共働き家庭の平日スケジュール
両親がフルタイムで働いている場合でも、工夫次第で十分な学習時間を確保できます。
6:00 起床・朝食・身支度
6:30 朝の学習時間(20~30分):ペーパー問題や音読を短時間集中で
7:30 保育園へ登園・親は出勤
18:00 お迎え・帰宅
18:30 夕食
19:30 夜の学習時間(40~60分):ペーパー、巧緻性、復習など
20:30 お風呂・自由時間
21:00 就寝準備・絵本
21:30 就寝
共働き家庭では、朝30分+夜60分の学習時間を確保することで、1日合計90分の学習が可能です。
朝の時間は頭が冴えているため、ペーパー問題など集中力が必要な課題に適しています。夜は巧緻性や復習など、比較的負担の軽い内容にすると無理なく続けられます。
兄弟姉妹がいる家庭のスケジュール
兄弟姉妹がいる場合、下の子の世話や上の子の習い事などで時間のやりくりが難しくなります。
6:30 起床・朝食(家族全員)
7:00 受験する子の朝学習(15~20分)、その間に下の子は着替えや準備
8:00 幼稚園・保育園へ登園
15:00 帰宅後、下の子が昼寝している間に受験する子の学習時間(30~40分)
16:00 兄弟全員で外遊び・運動
18:00 夕食準備・夕食
19:30 下の子の寝かしつけ後、受験する子の学習(30~40分)
20:30 お風呂・絵本
21:00 就寝
兄弟姉妹がいる家庭では、下の子の昼寝時間や就寝後のタイミングを活用するのがポイントです。
また、週末に父親が下の子を見ている間に、母親が受験する子と集中して学習する時間を作るなど、夫婦の協力体制も重要です。
休日のスケジュール(塾あり・塾なし)
休日は平日よりも時間に余裕があるため、まとまった学習時間を確保できます。
【塾ありの場合】
8:00 起床・朝食
9:00 家庭学習(1時間):塾の宿題や復習
10:00 塾へ出発
10:30~12:30 塾の授業(2時間)
13:00 昼食・休憩
14:00 家族でお出かけ・運動・遊び
18:00 夕食・お風呂
20:00 就寝準備
21:00 就寝
【塾なしの場合】
8:00 起床・朝食
9:00 午前の学習時間(1時間~1時間30分):ペーパー、巧緻性、制作など
11:00 家族で外出・体験学習(博物館、美術館、公園など)
13:00 昼食・休憩
15:00 午後の学習時間(30~40分):復習や苦手分野の克服
16:00 自由遊び・運動
18:00 夕食・お風呂
20:00 就寝準備
21:00 就寝
休日は学習だけでなく、実体験を積む貴重な機会でもあります。美術館や博物館、自然体験など、試験で問われる季節や常識の知識を実際に体験することが、ペーパー学習の理解を深めます。
【時期別】小学校受験の毎日のスケジュールはこう変わる

小学校受験の準備期間は約1年~1年半に及びますが、時期によって学習内容や時間配分を変える必要があります。
ここでは、3つの時期に分けて、それぞれのスケジュールの特徴と重点的に取り組むべき内容を解説します。
年中後半(11月〜3月):習慣づくり期
この時期は「学習習慣の土台を作る」ことが最優先です。
1日の学習時間は30分~1時間程度で十分です。無理に詰め込むのではなく、毎日決まった時間に机に向かう習慣をつけることが大切です。
重点的に取り組む内容:
・鉛筆の正しい持ち方、姿勢の確認
・線つなぎ、迷路、塗り絵などの運筆練習
・数の数え方、簡単な図形の認識
・絵本の読み聞かせ、しりとり、言葉遊び
・ハサミ、のり、折り紙などの基本的な巧緻性訓練
この時期は「勉強は楽しいもの」という印象を持たせることが重要です。親も焦らず、子どものペースに合わせて進めましょう。

年長前半(4月〜8月):基礎力養成期
年長クラスに進級したこの時期は、本格的な受験対策がスタートします。
1日の学習時間は1時間~1時間30分に増やし、ペーパー問題や巧緻性課題にしっかり取り組みます。
重点的に取り組む内容:
・ペーパー問題の基礎固め(数量、図形、記憶、推理、言語など)
・巧緻性課題(ちぎる、結ぶ、塗る、貼る)の反復練習
・行動観察の基本(指示を聞く、順番を守る、お友達と協力する)
・運動課題(ケンパ、クマ歩き、ボール投げなど)
・季節の知識、常識問題の習得
この時期は塾に通い始める家庭も多く、週1~2回の通塾と家庭学習を両立させるスケジュール管理が求められます。
塾の宿題を優先しつつ、苦手分野の復習時間も確保するようにしましょう。
年長後半(9月〜本番):実践力完成期
9月以降は試験直前期に入り、実践的な演習が中心になります。
1日の学習時間は1時間30分~2時間程度ですが、詰め込みすぎは禁物です。
重点的に取り組む内容:
・志望校の過去問演習(時間を計って本番形式で)
・模擬試験の受験と復習
・苦手分野の最終確認と克服
・面接練習(家族での質疑応答)
・生活習慣の最終チェック(挨拶、返事、身支度など)
この時期は親も子も精神的に疲れやすいため、適度な休息を取り入れることが大切です。
週に1日は学習を休み、リフレッシュする時間を設けるのも有効です。
参考:しんがかい通信 VOL.4|特集 来年の小学校受験をお考えのご家庭へ
わが家に合った毎日のスケジュールの作り方5ステップ

他の家庭のスケジュールを参考にすることは大切ですが、最も重要なのは自分の家庭に合った計画を作ることです。
ここでは、無理なく続けられるスケジュールを作るための5つのステップをご紹介します。
Step1:現在の生活リズムを書き出す
まずは、現在の家族の生活リズムを正確に把握することから始めます。
1週間分の平日と休日のスケジュールを、起床から就寝まで30分単位で書き出してみましょう。
記録すべき項目:
・起床時間、就寝時間
・食事の時間(朝食、昼食、夕食、おやつ)
・幼稚園・保育園の登園時間と降園時間
・習い事の時間
・親の仕事の時間(出勤、帰宅)
・自由時間や遊びの時間
この作業により、どの時間帯なら学習時間を確保できるかが見えてきます。
例えば、「朝は余裕があるが夜は忙しい」「平日は難しいが休日ならまとまった時間が取れる」など、家庭ごとの特徴が明らかになります。
Step2:志望校の試験内容から逆算する
次に、志望校の試験内容を調べて、どの分野にどれだけ時間を割くべきかを考えます。
学校によって試験科目や重視される能力は大きく異なります。
確認すべきポイント:
・ペーパー試験の有無と出題範囲(数量、図形、言語、記憶など)
・巧緻性課題の内容(制作、絵画など)
・運動テストの有無と種目
・行動観察の内容(集団遊び、指示行動など)
・面接の形式(親子面接、子どものみ面接など)
例えば、ペーパー試験が重視される学校なら、毎日のペーパー学習時間を多めに確保する必要があります。
一方、行動観察や運動を重視する学校なら、外遊びや集団活動の機会を意識的に増やすべきです。
Step3:科目別の時間配分を決める
志望校の試験内容を踏まえて、1週間単位で各科目に割く時間を決めます。
科目別の目安時間(週合計):
・ペーパー学習:週4~5時間(毎日30~40分×7日)
・巧緻性・制作:週2~3時間(週3~4回×30分)
・運動・行動観察:週2~3時間(外遊びや体操教室を含む)
・面接練習・常識問題:週1時間(週末にまとめて)
これらを合計すると週9~12時間となり、1日平均1時間~1時間30分の学習時間になります。
ただし、子どもの集中力や疲労度に応じて柔軟に調整することが大切です。
Step4:週間スケジュールに落とし込む
Step3で決めた時間配分を、実際の週間スケジュールに落とし込みます。
曜日ごとに取り組む内容を決めることで、バランスよく学習を進められます。
週間スケジュール例:
・月曜:ペーパー(数量・図形)30分+巧緻性30分
・火曜:ペーパー(言語・記憶)40分+外遊び30分
・水曜:塾の宿題60分
・木曜:ペーパー(推理・思考)30分+制作30分
・金曜:ペーパー復習40分+巧緻性20分
・土曜:塾2時間+復習30分
・日曜:総復習60分+面接練習30分+家族でお出かけ
このように、曜日ごとに内容を固定化することで、親も子も見通しが立ちやすくなります。
Step5:2週間試して調整・改善する
作成したスケジュールは、まず2週間実際に試してみることが重要です。
計画通りに進まないことは当然ですので、実行しながら改善点を見つけていきます。
確認すべきポイント:
・子どもが無理なく続けられているか
・学習時間が確保できているか
・特定の科目に偏りすぎていないか
・親の負担が大きすぎないか
・遊びや休息の時間が十分あるか
例えば、「夜の学習時間に子どもが疲れて集中できない」なら、朝に移動させる、「土日が忙しすぎて家族の時間が取れない」なら、学習内容を平日に分散させるなど、柔軟に調整しましょう。
スケジュールは「守るためのもの」ではなく「改善するためのもの」と考えることが大切です。
【科目別】効率的な時間配分と毎日の学習のコツ

小学校受験では、ペーパー、巧緻性、運動・行動観察など複数の分野をバランスよく学習する必要があります。
ここでは、科目ごとの効率的な時間配分と、毎日の学習に取り入れるコツをご紹介します。
ペーパー対策の時間配分と効果的な進め方
ペーパー試験は多くの私立小学校で実施されるため、毎日コツコツ取り組むことが合格への近道です。
1日の目安時間:30~60分(年長前半は30~40分、年長後半は40~60分)
効果的な進め方:
・朝の時間を活用:頭が冴えている朝に、集中力が必要な問題(図形、推理、記憶など)に取り組むと効果的です。
・1回10~15分の短時間学習を複数回:幼児の集中力は15分程度が限界です。長時間続けるよりも、朝15分+帰宅後20分+夕食後20分など、短時間を複数回に分けるほうが定着します。
・苦手分野は毎日少しずつ:図形が苦手なら毎日5問、記憶が苦手なら毎日1枚など、苦手分野は少量でも毎日続けることで克服できます。
・正答率よりも理解を重視:間違えた問題は必ず解説し、子どもが納得するまで説明しましょう。同じ間違いを繰り返さないことが大切です。
参考:小学校受験の勉強法|家庭学習で合格率をアップさせる方法
巧緻性対策の時間配分と毎日の取り入れ方
巧緻性(手先の器用さ)は、制作や絵画課題で必須のスキルです。
ペーパー学習とは異なり、日常生活の中で自然に練習できるのが特徴です。
1日の目安時間:20~30分(集中学習)+日常生活での練習
効果的な進め方:
・毎日の生活に組み込む:靴ひもを結ぶ、ボタンをかける、お手伝いで野菜を切る、洗濯物をたたむなど、日常の動作が巧緻性訓練になります。
・週2~3回の集中練習:折り紙、ちぎり絵、のり貼り、ひも通し、豆つかみなどを、週に2~3回、20~30分かけてじっくり取り組みます。
・制作課題は時間を計って:試験では時間制限があるため、「10分で仕上げる」など時間を意識した練習も必要です。
・丁寧さを褒める:速さよりも丁寧さを重視し、きれいに仕上げたら必ず褒めてあげましょう。
運動・行動観察対策の時間配分
運動や行動観察の試験では、基礎体力、指示の聞き取り、お友達との協調性などが評価されます。
1日の目安時間:30~60分(外遊びや体操教室を含む)
効果的な進め方:
・毎日の外遊びが基本:公園で走る、ジャングルジムに登る、ボール遊びをするなど、自由な外遊びが基礎体力を養います。
・試験頻出種目は週1~2回練習:ケンパ、クマ歩き、ボール投げ、縄跳び、平均台などは、週末に親子で練習しましょう。
・指示行動の練習:「走って戻ってきたら手を叩いて」など、複数の指示を一度に出して、順序通りにできるか練習します。
・集団遊びの機会を増やす:幼稚園や習い事以外にも、公園で他の子どもたちと遊ぶ機会を意識的に作りましょう。順番を守る、ルールを守る、協力するといった社会性が身につきます。
参考:小学校受験準備はいつから始めるのがよいのか – 理英会
塾・幼児教室と家庭学習の両立スケジュール

多くのご家庭では、塾や幼児教室に通いながら家庭学習も並行して進めています。
ここでは、通塾頻度別のスケジュール例と、塾なしで合格を目指す場合の注意点を解説します。
週1回通塾の場合のモデルスケジュール
週1回通塾の場合は、家庭学習が合格の鍵になります。
塾で学んだ内容を家庭で復習し、定着させることが重要です。
週間スケジュール例:
・土曜:塾の授業2時間(10:00~12:00)
・日曜:塾の復習30分+家庭学習60分
・月曜:ペーパー40分+巧緻性20分
・火曜:ペーパー40分+外遊び30分
・水曜:塾の宿題60分
・木曜:ペーパー40分+制作30分
・金曜:週の復習60分
週1回通塾の場合は、塾の宿題を優先しつつ、それ以外の日は家庭独自のカリキュラムで補完していく形になります。
塾で指摘された弱点を家庭学習で重点的に強化しましょう。
週2〜3回通塾の場合のモデルスケジュール
週2~3回通塾する場合は、塾と家庭学習のバランスが重要です。
塾の宿題だけで手一杯にならないよう、家庭学習の時間も確保しましょう。
週間スケジュール例:
・月曜:塾2時間(夕方16:00~18:00)
・火曜:塾の復習30分+家庭学習30分
・水曜:塾の宿題60分
・木曜:塾2時間(夕方16:00~18:00)
・金曜:塾の復習30分+自由時間
・土曜:週の総復習60分+外遊び
・日曜:家族でお出かけ・体験学習
週2~3回通塾する場合は、塾のない日は軽めの学習にして、子どもの負担を減らすことが大切です。
また、休日は家族でリフレッシュする時間を確保し、メリハリのある生活を心がけましょう。
塾なしで合格を目指す場合の注意点
塾に通わずに家庭学習のみで合格を目指すことも十分可能ですが、いくつかの注意点があります。
1. 情報収集を徹底する:志望校の過去問、出題傾向、面接内容などの情報を、書籍やインターネット、説明会などで積極的に集めましょう。
2. 教材選びが重要:市販の問題集や通信教育を活用します。志望校のレベルに合った教材を選び、計画的に進めることが大切です。
3. 模擬試験は必ず受験する:塾に通っていなくても、外部の模擬試験は積極的に受験しましょう。客観的な実力判定と、本番の雰囲気に慣れる貴重な機会になります。
4. 行動観察・集団活動の経験を増やす:家庭学習だけでは集団での振る舞いを学ぶ機会が少なくなります。幼稚園や習い事、地域の活動などで、集団行動の経験を積みましょう。
5. 親の学習負担を認識する:塾なしの場合、カリキュラム作成、教材研究、指導、進捗管理などすべてを親が担います。親の時間と労力が相当必要になることを覚悟しましょう。
参考:ひとり親の国立小学校受験の挑み方【通塾なし】~スケジュール編~
小学校受験のスケジュール管理でよくある失敗と対処法

小学校受験のスケジュール管理では、多くの家庭が似たような失敗を経験します。
ここでは、よくある3つの失敗パターンと、その対処法をご紹介します。
詰め込みすぎて子どもが勉強嫌いになるケース
最も多い失敗が、学習時間を詰め込みすぎて子どもが疲弊するパターンです。
「合格したい」という親の焦りから、毎日2時間以上勉強させたり、休日も朝から晩まで学習漬けにしたりすると、子どもは勉強が嫌いになってしまいます。
対処法:
・年齢に応じた適切な学習時間を守る:年中後半なら1日30分~1時間、年長前半なら1時間~1時間30分が目安です。
・子どもの様子を観察する:集中力が切れている、イライラしている、泣き出すなどのサインが見えたら、すぐに学習を中断しましょう。
・遊びの時間を必ず確保する:外遊び、お絵描き、ブロック遊びなど、自由に遊ぶ時間も子どもの成長には不可欠です。
・褒めることを忘れない:できたことを具体的に褒め、「勉強は楽しい」と思えるような声かけを心がけましょう。
参考:小学校受験準備はいつから始めるのがよいのか – 理英会
親が忙しくてスケジュールが続かないケース
共働き家庭や兄弟姉妹がいる家庭では、親の時間が取れずにスケジュールが崩れることがよくあります。
仕事の残業、下の子の世話、家事などで、計画通りに学習時間を確保できない日が続くと、親も子もストレスが溜まります。
対処法:
・完璧を目指さない:毎日100%計画通りにこなすのは不可能です。週5日できれば十分と考え、できない日があっても自分を責めないようにしましょう。
・短時間でも継続する:忙しい日は15分だけでもOK。全くやらないよりも、短時間でも続けることが大切です。
・夫婦で役割分担する:平日は母親、休日は父親など、役割を分担して親の負担を減らしましょう。
・祖父母やシッターの協力を得る:可能であれば、祖父母やベビーシッターに子どもの学習をサポートしてもらう方法もあります。
参考:フルタイム共働き家庭の小学校受験攻略:1年で難関校合格を実現する時間管理術
計画通りに進まずストレスが溜まるケース
綿密なスケジュールを立てたものの、計画通りに進まないことでストレスを感じる親御さんも多くいます。
子どもの体調不良、急な予定変更、想定より時間がかかるなど、計画が狂う要因は日常的に発生します。
対処法:
・スケジュールに余白を作る:毎日ぎっしり予定を入れるのではなく、週に1~2日は予備日として空けておきましょう。
・優先順位をつける:「今日は最低限これだけはやる」という最優先事項を決めておくと、全部できなくても達成感が得られます。
・柔軟に調整する:計画は絶対ではありません。状況に応じて内容や時間を変更し、無理なく続けることを優先しましょう。
・長期的な視点を持つ:1日2日計画が狂っても、1週間、1ヶ月単位で見れば取り戻せます。目先の遅れに一喜一憂せず、長期的な視点を持ちましょう。
今日から始めるためのチェックリスト

ここまで読んで、「さっそくスケジュールを作りたい」と思われた方も多いでしょう。
最後に、今日から実践できる具体的なチェックリストとファーストアクションをご紹介します。
スケジュール作成前に確認すべき5項目
スケジュールを作る前に、以下の5項目を確認しておきましょう。
□ 1. 志望校の試験内容を把握している
志望校の過去問や募集要項を確認し、どの分野に力を入れるべきかを理解していますか。
□ 2. 現在の生活リズムを把握している
1週間分の家族のスケジュールを書き出し、学習時間を確保できる時間帯を特定していますか。
□ 3. 子どもの現在の実力を把握している
得意分野と苦手分野を把握し、どの分野に重点を置くべきかを理解していますか。
□ 4. 塾に通うか通わないかを決めている
塾に通う場合は通塾頻度、塾なしの場合は教材選びの方針を決めていますか。
□ 5. 家族の協力体制を確認している
夫婦で役割分担を話し合い、祖父母など周囲のサポートが得られるか確認していますか。
これら5項目を確認することで、より実現可能性の高いスケジュールを作成できます。
明日から実践する3つのファーストアクション
スケジュールを作成したら、明日からすぐに実践できる3つのアクションから始めましょう。
1. 朝の15分学習を始める
まずは朝食前または朝食後の15分間を学習時間に充ててみましょう。
音読、しりとり、簡単なペーパー問題など、軽めの内容から始めます。
朝の習慣が定着すれば、夜の学習時間も確保しやすくなります。
2. 1週間の生活記録をつける
まだ生活リズムを把握していない場合は、1週間分の記録をつけることから始めましょう。
起床・就寝時間、食事の時間、幼稚園・保育園の時間、自由時間などを30分単位で記録します。
記録を見れば、学習時間を確保できる時間帯が見えてきます。
3. 志望校の過去問を1つ解いてみる
まだ過去問に取り組んでいない場合は、まず1問でもいいので解いてみましょう。
現時点での実力と、志望校のレベルとのギャップを知ることが、効果的なスケジュール作りの第一歩です。
これら3つのアクションは、今日からすぐに始められる簡単なステップです。
小さな一歩を踏み出すことで、合格への道が開けていきます。
参考:しんがかい通信 VOL.4|特集 来年の小学校受験をお考えのご家庭へ
まとめ|無理なく続けられるスケジュールが合格への近道

小学校受験の成功には、毎日コツコツ続けられるスケジュールが不可欠です。
この記事でご紹介したポイントをまとめます。
・年齢に応じた学習時間を守る:年中後半は1日30分~1時間、年長前半は1時間~1時間30分、年長後半は1時間30分~2時間が目安です。詰め込みすぎは逆効果です。
・家庭の状況に合わせたスケジュールを作る:専業主婦家庭、共働き家庭、兄弟姉妹がいる家庭など、それぞれの状況に応じた無理のない計画を立てましょう。
・時期によってスケジュールを調整する:年中後半の習慣づくり期、年長前半の基礎力養成期、年長後半の実践力完成期で、学習内容と時間配分を変えていきましょう。
・科目別にバランスよく学習する:ペーパー、巧緻性、運動・行動観察のすべてにバランスよく時間を割き、偏りのない力を育てましょう。
・完璧を目指さず、柔軟に調整する:計画通りにいかない日があっても焦らず、長期的な視点で継続することが大切です。
小学校受験は長期戦です。
短期間の詰め込みではなく、毎日少しずつ積み重ねる習慣こそが、合格への確実な道です。
この記事を参考に、わが家に合った無理のないスケジュールを作り、親子で楽しみながら受験準備を進めていきましょう。


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